クロッカスについて

クロッカスは学生を中心とし、不登校における子どもたちの居場所作りに取り組んでいます。

団体理念

「子ども達が来てくれるのを待っている」という考えを主軸に活動しています。一人ひとりにペースがあり、子どもたちがこの場所を知った時、クロッカスに来るかは子ども自身に選んでほしいという思いを大切にしています。

クロッカスの活動理由

「子ども達が自分らしく在れる場所があったら」という思いを形にできないだろうか?「誰にも否定されることなく、自分自身が強く在れる場所」を子どもたちに作ってあげられないだろうか?という想いからメンバーが集まり、この団体は結成されました。メンバーの一部は不登校に縁のある者です。クロッカスは子どもの孤立問題に焦点を当て、子どもたちにどこまで寄り添えるかを課題にしています。自分自身をどこまでも強くする「自己肯定感」に可能性を見出し、子ども達が持つ「自分だけの力」を引き出すことを目標にしています。

クロッカスの特色

クロッカスでは「子どもの自由」を大事にしています。大人が必要以上に子どもに何かをしてあげるのではなく、子どもがやりたいことに悩んだときに子どもにいくつもの選択肢を提供し、その中から本人が選んだものを大人が徹底的に寄り添いサポートすることを基盤に置いています。

クロッカスはどんな時も「子ども主体」であることを忘れないように心がけています。

学生メンバーの想い


大学2回生 社会福祉学科 A.Oさん


私が子どもたちと関わる上で1番に大事にしていきたいと考えていることは、クロッカスのスローガンにもある子ども自身を受け止めてあげ、大人への不信感を和らげることです。子ども自信を受け止めてあげるというのは、ありのままの素敵な個性を持った子ども自身と向き合い、自分を大事にしてほしいからです。私は経験として中学生の頃に周りから否定され、差別を受けていました。なので自分の中でも個性はないのだと思い、自分自身を否定していました。ですがそれは間違っていました。誰よりも自分のことを自分で大事にしないと、個性も何も発揮されないと私は気付きました。そのことを子どもたちにも伝えたいと思い、受け止めてあげ、大事にしてほしいと思いました。大人の不信感を和らげるとは、信用しても良い、向き合ってくれる大人が家族以外にも居るのだという安心感を、持ってもらいたいという思いからです。クロッカスのメンバーは学生団体なので、大人としてもまだ子どもたちと年が近く、兄や姉のような関係が築けると思います。そこから大人への信頼性に繋がれば良いなと思っています。
私は子どもの頃に心の中で感じた思い、気持ちを自分の中でとても大事にしてきました。それは子どもの頃でしか感じられないことであり、そして自分が大人になって子どもと接する時に活かしていきたいと思ったからです。その思いをクロッカスの活動を通して活かせていけばなと考えています。

大学2回生 社会福祉学科 Y.Tさん

私がなぜこのクロッカスで家族の会をしているのか。それは不登校生が兄弟にいることがきっかけです。兄弟が学校に行きたくなくなり、家にいることが増え、そのことに私の親はかなり悲しんでいました。その親を見て私は「なぜ、悲しまないといけないのか、学校に何があるのだろうか」と思いました。
私は兄弟が子どもながらに死ぬほど行きたくない学校に無理に連れて行く必要は無いと思っていましたが、私の親は引きづり回してでも連れて行こうとしました。そのことについてかなり親と喧嘩をしました。その時は親のことを何も考えていなくて自分のために子どもを学校に連れて行かせているのだと思っていました。
でも、少し大人になった私は親も人間なんだと気付きました。同時に無理矢理連れて行っていたのは子どものためを思ってしていたのだと知りました。手段は間違っていたにせよ私の親は本当に私たちのことを思ってそう言ってくれていたのだと思いました。何故そういった手段しかなかったのだろうかと考えたところ私は気付きました。「父、母には愚痴をこぼす場所がなかったんだ」と。最近まで親は完璧人間だと思っていた私たち子どもには絶対こぼせないでしょうし、周りにも理解がある友人や親戚がいなかったことが私の親の感情に蓋をし、今までの普通に戻すように、戻れるように頑張ってくれていたのだと思いました。
そんな時に私は不登校生の別の親の会に参加し、私は「話を聞いてもらうこと」にすごい力があることを知りました。私もこういう場を作りたいとも同時に思いました。
そして、クロッカスで親御さんたちの居場所作りを私が作るのではなく、親御さん、ご兄弟の皆さん等と''一緒に''作って行けたらいいなと思っております


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